やっぱり読書! 「憧れのバイリンガルになる方法」(Web記事の紹介)

あけましておめでとうございます。

月並みですが、今年はうさぎのように跳躍する年にしたいものです。

ところで、こんな記事をみつけました。

憧れのバイリンガルになる方法 (前編) [ナナメ目線!ジャパコリアン] – Be Wise Be Happy Pouch[ポーチ].

著者の具 滋宣(Shigenobu Gu)さんは、5歳から8歳まで日本で過ごしたあと韓国に戻り、韓国の高校を卒業した後、特別な日本語のトレーニングを積んだわけではないにも関わらず、早稲田大学に合格。日本の出版社勤務を経て、いまはフリーのライターさんです。

韓国に帰国後の彼の日本語環境は、『読書』だけだったそうです。以下、引用します。

<以下引用>

読書だけでバイリンガルになるという話は、これまでの常識から考えると信じられないかもしれない。しかしこれは私の親が日本語を忘れさせないための努力をほとんどしなかったので逆にはっきりしている。私が小学校3年生のときから高校卒業まで、私がした唯一の日本語活動は読書しかない。

幸い私の実家には父の仕事の関係で日本語の本は数えきれないほどあった。年齢を重ねるにつれ、私が手に取る本のレベルも自然に上がっていき、小学校3年生レベルだった私の日本語も、年齢相応の日本語に上がっていったのだ。喋ったり書いたりもせず、ただ読んだだけだ。そしてこの通り、現在の私はダブルリミテットではない。

<引用終わり>
海外での日本語維持に読書は欠かせない、むしろ読書こそが鍵だ、と、根拠なくずっと思ってきました。だからこそ文庫活動を始め、幼児期からいい読書環境を与えてあげられるように、と考えてきました。
ですが、そのことに疑問を問いかけられたことは一度や二度ではありません。
「本さえ読ませていればそれでいいの?」

と、暗にそのやり方への批判を込めた疑問を投げかけられ、それに答えることができなかったやるせなさを、私は忘れることができません。
ですが、この具さんの短いコラムで、目の前の霧が晴れてゆくような気がしました。
彼は、幼少時にテレビを見せてもらっていません。おそらく、ゲーム類も幼児期には手にしたことがないでしょう。そうして作り出した『暇な時間』に、彼は繰り返し本を読むことで、韓国にいながら大学入試にさえ対応できるほどの日本語力を培うことができたのです。
海外で暮らしながら日本語の維持を目指す皆さん。どうか、子どもたちに本を読んであげて下さい。幼児は、読んでもらうことでしか読書を体験できません。そして10歳を過ぎると、子どもたちは自然と、弱い方の言語での読書から遠ざかってしまいます。
10歳までの、音声からのインプットが重要な時期に耳からの読書をたくさん体験することが、やっぱり日本語維持の鍵なのだと思います。

clst2 の紹介

ニュージーランド在住18年目に突入。なんでこんなに長くなっちゃったんでしょう?
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やっぱり読書! 「憧れのバイリンガルになる方法」(Web記事の紹介) への1件のフィードバック

  1. ゆき のコメント:

    この記事紹介してくれてありがとうございま〜す。前半後半全部読みました。ずばり、私の今年のチャレンジなんですよ。「子供と一緒に読書!」。
    私が知っている日本人お母さん達のように「日本語学習」に力を注げない私なので、(つまり、怠け者)、「本」で子供達の秘めた力を開花させてみよう!っていうのが、私の今年の目標なんです。
    この記事は、私の背中をググググーっと押してくれました。

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