どんな情報が欲しいですか?

この10年ほどで、継承語教育にまつわる状況は劇的に変わったような気がしています。

私の住むニュージーランドは、移民国家です。
そのニュージーランドでさえ、学校での英語の成績が振るわない移民の子どもとその家族に対して、

「家庭でも、もっと英語を使って下さい」

という指導がされていました。ほんの10年前のことです。

最近では、乳幼児検診の時にも

「ちゃんと赤ちゃんと日本語で話していますか?」

と、聞かれるそうです。
先日のテレビの報道番組では、今や、ニュージーランドの未就学児の5人に1人が、家庭内で英語以外の言語に触れる機会を持っている、と伝えられました。

最近は、アメリカあたりでも継承語教育ブームが起きているようで、『子どもをバイリンガルとして育てましょう!』的なマニュアル本がここ数年でずいぶん出版されています。まあこれは、英語が母語であることに今まであぐらをかいていたアメリカ人がバイリンガリズムの利便性に目覚め、実は英語を母語とするものが最もバイリンガルになりにくい(今までその必要がなかったから)、ということに気がつきはじめたのかな、などと、勝手に解釈しています。

今、そういうマニュアル本を二冊ばかり手に入れて読んでいます。

ですが、どうにもこうにもすっきりしないことがあるんですよ。
これらアメリカで出版されている継承語教育本は、基本的にフランス語とかスペイン語とか、まあいわゆるラテン語を源流とする言語群内でのバイリンガリズムに偏っていることです。『日本語』という言語の難解さや、それ故のバイリンガリズムの成り立ちにくさ、みたいな部分についての考察はありませんからね。

もっとも、この分野の本は、日本語で何冊か読みました。でも、やっぱりすっきりしない。なんというか、研究書ばかりでプラクティカルじゃないんだよなあ。

海外にいて、子どもを現地語で育てていて、本当に欲しいのは、実践的な情報。
「漢字の習得難しいでしょ、じゃ、こんなのどう??」みたいな、ね。

そういう、日本語での継承語教育マニュアル本、まあ本当の所は万人向けのマニュアルなんて作れないんですけど、それでもなんとなく、ガイドラインになるような情報をまとめたものを作れないかなあ、とずっと思っていました。自分の息子に実践して来たこと、ここまでの9年間で自分なりに集めた情報の数々。それをまとめるだけで、少しは誰かの役に立つのかなあ、とかね。

私、昔からアイディアだけは豊富ですが、思いつくそばから忘れる、という、大変効率の悪い脳を保有しております。脳みその中がね、いつもばらばらと散らかっているんですよ。思いついたらすぐメモ、とか、そういうことがどういうわけか、どうしても出来ないんです。そういう人間なので、ブログとかチャットとか、書き文字で記録「しながら」考える方法が、すごく楽なんですよね。

そこで、どなたがサイト上でのブレインストーミングの相手をして頂けないでしょうか?

「日本語ー英語」の継承語教育を考える時に、どんな情報が欲しいですか?
なるべく具体的に書いて頂けると嬉しいです。
コメントお寄せください。

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ニュージーランド在住18年目に突入。なんでこんなに長くなっちゃったんでしょう?
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どんな情報が欲しいですか? への2件のフィードバック

  1. ゆき のコメント:

    こんにちは!
    「どんな情報がほしいか」ですが、私が欲しい情報は、現地学校の勉強もしながら、日本語の言葉/漢字を教えてきた、先輩お母さんの実践例/体験談。
    (あれ?ちょっと「情報」とは違うかな??)

    今、やっていることではなく、「こんな事をやってきて、こうだった」ってこと。(良い事も悪いことも含め)
    た〜くさんのお父さん&お母さんの体験談を読んだり聞いたりすると、学問的でなく、本当にお父さん&お母さんと子供達の間で行われた事だから、「我が家でも取り入れてみよう!」っと、すぐ実行できそうな気がします。

  2. taiko のコメント:

    こんにちは。
    やっぱり欲しい情報は、家庭で出来る日本語継承、継続の方法、ですね。
    いかんせん、子供のやる気次第な部分もあるので、やる気の出させ方などなど。
    親がやる気をなくさないためのhowtoも必要かも…

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